通訳案内士試験ガイドラインによると、口述試験は、通訳案内士として必要な適性について判定するものとし、外国人観光旅客の関心の強いものを題材として、受験者に通訳案内の業務を擬似的に行わせることにより実施するものとされています。

　ＩＪＣＥＥでは、ベテラン通訳案内士による口述試験の傾向と対策についての研究会を設置し、研究を重ねました。過去に実際に出題された６１２の質問を分析し、体系化を図り、地域、歴史、家庭、産業、労働など２１の分野に分類しました。

　良いガイドとは、データを覚えて話すだけでなく、外国人の「何故なの」、「どうしてなの」、「日本人は、どう考えるの」など、ガイドブックやインターネットでは得られない質問に答えられる必要があります。そこで、通訳案内士に不可欠な日本文化の基礎知識についても、掲載しました。

　通訳案内士試験の受験前だけではなく、合格後も、そのプレゼンテーション能力をスキルアップするためのプレゼン訓練や自己研さんは、不可欠であります。本ハンドブックを新人研修、ゼネラルトピック研修や自主研修の教材・副読本としても、活用できます。

　口述試験ハンドブックは、特定非営利活動法人日本文化体験交流塾の会員及び賛助会員の活動に資するために作成しました。非会員には、贈呈又は販売しません。

※過去問題の傾向については、広報チラシ作成後、分類対象と項目を一部変更したため、飲食物等に関する割合が変更されています。

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